RaspberryPiを用いたSpaceWire-Rプロトコル実行環境の構築プロジェクト

プロジェクト実績

RaspberryPiを用いたSpaceWire-Rプロトコル実行環境の構築プロジェクト

JAXA/名古屋大によりSpacePiを使用した”RaspberryPiを用いたSpaceWire-Rプロトコル実行環境”が開発されましたのでご紹介します。

 

概要

本プロジェクトは、安価なシングルボードコンピュータであるRaspberryPiにSpaceWire用拡張ボードをスタックして、SpaceWireの高信頼プロトコルであるSpaceWire-Rの実行環境を実現するものです。

背景

大学衛星を中心にして、衛星の小型化、低価格化、開発工期短縮が求められています。宇宙用部品の三次元実装による小型化や民生用計算機による低価格化など、多くのアプローチがとられています。また、機器間通信のプロトコルを標準化することによりかみ合わせ試験を容易に実施することも重要であり、SpaceWireなどの標準化通信プロトコルの採用が進められています。
SpaceWire-RはSpaceWire通信の上位層で使うことを想定したプロトコルであり、再送やセグメンテーション、ハートビートなどの信頼性の高い通信を実現するものです。JAXAが提案し、標準化を目指しています。

 

科学実験での使用例

小型で安価なSpaceWire-R実行環境の実現

このプロジェクトは、安価なシングルボードコンピュータであるRaspberryPiとそのSpaceWire用拡張ボードのSpacePiを使っています。オープンソースのライブラリであるSpaceWireRMAPLibraryをSpacePiに対応させ、さらに最新のSpaceWire-R仕様に合わせて機能を拡張させました。RaspberryPiを使用することで、安価な実行環境を実現しています。

このプロジェクトの論文は、 “RaspberryPiを用いたSpaceWire-Rプロトコル実行環境の構築” 石田 貴行(第21回宇宙科学シンポジウム)に公開されております。ご興味のある方はご参照ください。